研修会等開催案内
 気候変動に適応した農業技術に関する研修会や気候変動に関するセミナー等の紹介です。



 研修会等のタイトルをクリックすると、開催要領等詳細を見ることができます。

1 気候変動に適応した農業技術に関する研修会等
 現在、農業・園芸総合研究所(農園研)、古川農業試験場(古試)、畜産試験場(畜試)で取り組んでいる気候変動に適応した農業技術の実施中の試験研究やこれまでの試験研究の成果に関する研修会等を掲載しています。
宮城県が開催する研修会等
※現在、ご案内できる研修会等はありません。
国や関係機関等が開催する研修会等
日本植物防疫協会シンポジウム「温暖化がもたらす新たな病害虫発生リスクを考える」
日時
令和8年1月22日(木)10:00~17:30
場所
北とぴあ つつじホール
(東京都北区王子 1 丁目 11−1)
オンライン併催
内容
 我が国では、2000年以降年々気温の上昇が認められ、特に、2025年の夏は日本の観測史上前例のない猛暑となりました。高温による農作物への影響は大きく、稲・果樹・野菜のいずれもが暑さの影響による収量・品質低下を招いております。同時に、病害虫の発生様相も年々変化しており、各種病害虫発生の早期化、発生地域の北上、世代数増加による発生量の増加により注意報・警報 が各地で出されております。さらに、新たな病害虫の発生・定着の危険性も高まりつつあります。
 (一社)日本植物防疫協会では、高温等の気象変化による病害虫の発生について関係者と情報共有し、農業現場がどのように対応していくべきかを考えるシンポジウムを開催します。
(参加費:無料、参加申込方法:12月26日(金)までに参加申し込みフォームから申込みが必要)
第3回キャッサバワークショップ
「カーボンニュートラルな循環型社会の実現に向けたキャッサバの研究開発」
日時
令和7年12月22日(月)10:00~17:30
場所
理化学研究所 横浜キャンパス 交流棟ホール
(横浜市鶴見区末広町1-7-22)
オンライン併催
内容
 理化学研究所 環境資源科学研究センターは、「カーボンニュートラルな循環型社会の実現に向けたキャッサバの研究開発」をテーマに『第3回キャッサバワークショップ』を開催します。
 熱帯および亜熱帯地域で栽培されるキャッサバは、その塊根に蓄えた澱粉により、食料、甘味料、アミノ酸、バイオエタノール、バイオプラスチックなどの原材料として幅広く利用され、世界中の10億人にとって重要な澱粉資源作物となっています。キャッサバは貧栄養土、高温、乾燥、酸性土壌などさまざまな厳しい条件に耐えうる能力を持ち、その葉は飼料やエリ蚕の餌として、茎は挿し木としても活用されています。大気中のCO削減への貢献が期待され、2021年のFAOデータによれば、約1.5億トンのCOを吸収し塊根の澱粉として固定している点からも、キャッサバは地球温暖化を抑制し、カーボンニュートラルな循環型社会の構築に寄与する作物として注目されています。
(参加申込方法:12月3日(水)までに参加登録フォームから申込みが必要)
果樹における高温障害の実態対策セミナーNew!
日時
令和7年12月16日(火)13:30~16:10
場所
オンライン開催(Zoomウェビナー)
内容
 公益財団法人中央果実協会では、農研機構果樹茶業研究部門の研修者から高温障害の実態対策の概要の講演を頂くとともに、中央果実協会から高温障害の実態対策調査について中間報告を行い、さらに、果樹主産県の県庁、JAの関係者から、それぞれの高温障害等への対応事例の紹介をして頂くことにより、全国の果樹関係者において喫緊の課題となっている高温障害等への対応検討の一助とする「高温障害の実態対策セミナー」を開催します。 (参加申込方法:事前に参加登録フォームから申込みが必要)
気候変動適応の研究会 研究発表会・分科会
日時
令和7年12月16日(火)9:30~18:00
場所
コングレスクエア日本橋
(東京都中央区日本橋1-3-13 東京建物日本橋ビル)
内容
 気候変動適応の研究会(事務局:国立研究開発法人国立環境研究所 気候変動適応センター)は、国の21研究機関により構成される「気候変動適応に関する研究機関連絡会議」のもとで、地域での気候変動適応の実践(社会実装)に向けて、研究者・実務者等が具体的な連携を模索することを目標に活動しています。
 この度、最新の研究動向に係る情報交換や連携に向けた意見交換を行うための発表会・分科会が開催されます。
午前:研究発表会
午後:分科会(農林水産業、暑熱・健康・都市、気候データ・シナリオ、NbS(自然を活用した解決策))
(午前の研究発表会は自由に会場間を移動することができます。午後の分科会は事前に参加登録した分科会に参加してください。)
環日本海5大学アライアンスシンポジウム「日本の食料を支える-日本海側稲作生産の革新に向けて-」
日時
令和7年12月8日(月)13:00~17:30
場所
東京大学中島董一郎記念ホール
(東京都文京区弥生1-1-1)
オンライン併催
内容
 日本海側の5大学(福井県立大学、石川県立大学、秋田県立大学、新潟大学、山形大学)と東京大学が連携し、「未来農業イノベーションのための日本海側大学アライアンス(fAGRI@JSU)」を設立しています。本アライアンスでは、気候変動や少子高齢化を見据えた未来の農業研究と教育を共同で進めています。
 公立大学法人秋田県立大学では、その一環として、未来の稲作をテーマに、日本海側の稲作を取り巻く課題や技術開発について議論するシンポジウムを開催します。
(参加費:無料、参加申込方法:11月28日(金)までに申込フォームから申込みが必要)
次世代品種開発セミナー「気候変動下における作物品種開発の取り組み」
日時
令和7年12月3日(水)13:15~16:00
場所
オンライン開催
内容
 「『知』の集積と活用の場 産官学連携協議会」は、産学官連携・オープンイノベーションを目指す農水省の取組です。約180ある研究開発プラットフォームの1つが「次世代育種技術による品種開発推進プラットフォーム」であり、民間企業や公設試験研究機関との連携強化による品種育成の活性化を目的として、作物研究部門が運営しています。
 この度、今後の研究展開方向について討議するとともに、農林水産技術会議事務局担当者から本制度の紹介、高温など気候変動に関する最新の研究、作物の品種開発動向について第一線で活躍する研究者にご講演いただく「次世代品種開発セミナー」が開催されます。
講演:・「知」の集積と活用の場の取組について
   ・温暖化による水稲品質への影響の実態解明と高温耐性品種の評価技術の開発
   ・いざ実装へ:高温耐性や高窒素利用効率を付与した水稲品種の開発・普及スキーム
   ・水稲における最近の品種開発動向
   ・麦・大豆における最近の品種開発動向
(参加費:無料、参加申込方法:11月26日(水)正午までに参加申込フォームから申込みが必要)
東北ハイテク研究会・東北大学大学院農学研究科・公益財団法人翠生農学振興会・木質灰循環利用コンソ-シアム共催セミナーNew!
日時
令和7年12月1日(月)13:00~16:00
場所
仙台国際センター展示棟 第3会議室
(宮城県仙台市青葉区青葉山8-1)
オンライン併催(Zoomによるライブ配信)
内容
 2050年カーボンニュートラルの実現に向け、再生可能エネルギーとして木質バイオマス発電が全国に広がりつつあります。一方で、燃焼過程で発生する「木質バイオマス灰」の多くは産業廃棄物として処理されており、その再利用が重要な課題となっています。木質バイオマス発電の普及に伴い年間を通じて大量に発生する木質バイオマス灰には、カリウムなどの有用成分が含まれる一方、六価クロムなどの重金属による安全性リスクも存在し、農地への循環利用には科学的根拠と社会的理解が不可欠です。
 こうした背景を踏まえ、東北大学大学院農学研究科(木質灰循環利用コンソーシアム)では、木質バイオマス灰を安全かつ有効に肥料原料として活用するための最新研究を紹介します。生研支援センター「オープンイノベーション研究・実用化推進事業(JPJ011937)」の木質灰利用プロジェクトにおける安全性評価、六価クロム低減技術、肥料化技術、農業利用の可能性などを、一般の皆様にも分かりやすく解説するセミナーを開催します。
(参加費:無料、申込方法:当日までに参加申し込みフォームから申込みが必要)

2 気候変動に関するセミナー等
 宮城県が主催する気候変動に関するセミナー等のほか、関係機関が主催するセミナー等も掲載しています。
宮城県が開催するセミナー等
環境学習セミナー「過去の災害事例と防災対応の留意点を考える
-地球温暖化と頻発・激甚化する大雨(複合)災害へのそなえ-」
日時
令和7年12月3日(水)13:30~15:00
場所
宮城県保健管理センター大会議室
(仙台市宮城野区幸町4-7-2)
オンライン併催
内容
 宮城県保健環境センター・環境情報センター・気候変動適応センターでは、「今年の夏に県内でも「水不足」が大きく取り上げられました。その一方で、「局所的な大雨」や、それが長く続くような現象がなぜ頻発しているの?これからも続くの?どうして?」、「いろんな「注意報」や「警報」などの情報が流れて「危険の兆し」は 感じるけれど、そのタイミングの意味ってどうなの?」、「「情報」を受け取ったら「適切な行動を」って言うけど、どうすればいいの?」、「「日頃からの準備」って何をしたらいいの?」といったみなさんの疑問にお答えする「環境学習セミナー」を開催します。
(定員:会場50名、オンライン50回線、参加費:無料、申込締切:令和7年11月30日(日)までに、申込フォームから申込みが必要。)
国や関係機関等が開催するセミナー等
「日本の気候変動2025」と地域防災を考えるシンポジウムNew!
日時
令和7年12月18日(木)13:30~16:30
場所
気象庁講堂(関係者のみ)(東京都港区虎ノ門3-6-9)
オンライン併催(一般傍聴可)
内容
 気象庁、文部科学省では、地球温暖化の進行に伴い水災害のリスクが高まっていまるなか、「日本の気候変動2025」が示す警鐘をどう受け止め、地域防災の現場でどう生かすのか、行動への道筋を探るシンポジウムを開催します。
(オンライン配信の傍聴には事前登録が必要です。12月11日(木)までに、申し込みフォームから申込みしてください。)
第3回ランチタイムセミナー(東北気候変動適応セミナー)New!
日時
令和7年12月17日(水)12:05~12:55
場所
オンライン開催(WebEX)
内容
 気候変動適応東北広域協議会(事務局・東北地方環境事務所環境対策課)では、5回にわたり令和7年度ランチタイムセミナーをオンラインで開催します。
 このセミナーは、忙しい中、勤務時間内ではなかなかセミナーを受講する時間のとれないという方に、自分のお席やテレワークの自宅などで、昼食をとりながら気軽にご参加いただき、気候変動の影響への適応について考えていただくというセミナーです。
 10月16日(第1回):「命をつなぐ防災準備」(終了)
 11月14日(第2回):「暖水性魚類、低・未利用魚類の活用に向けた取組み」(終了)
 今回(第3回)のテーマは「温暖化もその一因?クマ出没が相次ぐ理由を考える」です。
(定員:150名、参加費:無料、申込締切:令和7年12月15日(月)17:00までに、申込フォームから申込みが必要。)
環境情報科学センター 一般公開シンポジウム
「気候変動への適応-気候変動対策と持続可能な社会への取組-」
日時
令和7年12月12日(金)15:00~17:15
場所
日大会館(東京都千代田区九段南4-8-24)
オンライン併催
内容
 一般社団法人環境情報科学センター(CEIS)では、環境省と共催で、「気候変動への適応-気候変動対策と持続可能な社会への取組-」をテーマとしたシンポジウムを開催します。
基調講演:将来の気候変動のシナリオやそれによる農業、水環境等への予測、経済や地域への影響、さらに適応のシナリオや適応策による効果の評価について紹介いただき、今後の気候変動適応策の課題や方向について論じていただきます。
特別講演:環境省から、気候変動適応計画の特徴・ポイントや課題等について、気候変動枠組み条約第30回締約国会議(COP30)の結果や中央環境審議会での気候変動影響評価報告書の作成状況等も踏まえて紹介します。
(基調講演・特別講演は、事前オンディマンド配信となりますので、事前に視聴の上、参加してください。)
 パネルディスカッションでは、まず適応の前提となる気候変動の今後の予測と影響を紹介いただきます。次に特に影響が注目される生物多様性・生態系、都市環境及び健康の3分野における気候変動の影響予測やそれらへの適応策についてパネリストからの発表の後、行政の立場から環境省のディスカッサントも参加して、影響の予測、評価や適応についての課題、また、対応策とその対策推進のための調査・研究等について議論します。
(定員:会場出席150名、参加費:無料、申込締切:令和7年12月5日(金)までに、申込フォームから申込みが必要。)
気候変動東北広域協議会 第1回懇談会(セミナー)
日時
令和7年12月10日(水)10:00~12:00
場所
オンライン開催(Webex)
内容
 気候変動適応東北広域協議会(事務局:東北地方環境事務所環境対策課)では、地球温暖化による影響に備える気候変動適応策の一環として、「気候変動適応ビジネス」の推進を検討しております。
 このため、「気候変動適応ビジネスの成功事例に学ぶ、気づく」をテーマに第1回懇談会(セミナー)をオンラインで開催します。
(参加費:無料、申込締切:令和7年12月5日(金)17:00までに、参加申し込みフォームから申込みが必要。)
いわての防災・気候講演会~いわての気象と防災150年、そして未来へ~
日時
令和7年12月6日(土)13:00~16:00
場所
岩手県立県民生活センター大ホール
(岩手県盛岡市中央通3-10-2)
オンライン併催(Zoom)
内容
 岩手県、岩手県気候変動適応センター、盛岡地方気象台では、岩手の気象災害を振り返りながら、気象台が果たしてきた役割や気象業務の歴史などを紹介し、岩手県政150年を迎え、頻発する災害から県民の命を守るための、防災の取組等を紹介し、岩手県の気候変動の現状と将来予測から分野ごとの影響や適応策について学び、オープンセッションでは、気象災害の歴史や気候変動を踏まえ、これからの暮らしと防災について、講師と参加者一緒になって考える「いわての防災・気象講演会」を開催します。
(定員:会場120名、オンライン:100名、参加費:無料、参加申し込み:令和7年12月1日(月)までに、電子メールによる事前申し込み制。)

既に終了した研修会、セミナー等
 既に終了した研修会、セミナー等の情報、過年度の情報については、以下のページで確認できます。

 宮城県農業・園芸総合研究所
  (企画調整部 企画調整チーム)
  〒981-1243 宮城県名取市高舘川上字東金剛寺1
  TEL:022-383-8118
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