東日本大震災の被災地の復興を加速し、新たな食料生産地域として再生するため、産学官に蓄積されている多数の農林水産分野の先端技術を活用し、また組合せ、最適化し体系化したうえで、その普及・実用化を促進することが必要とされ、その際には、被災地の復興計画を踏まえ、既に確立された技術シーズを組合せ、最適化するための大規模な実証研究を通じ、速やかにその成果を復旧・復興に活用するとともに、技術を体系化し、成長力のある新たな農林水産業を育成することが求められました。
　そのため、宮城県の農業関係試験研究機関でも、被災地域を新たな食料生産地域として再生するため、復興地域の特色を踏まえつつ、先端的な農林水産技術を駆使した大規模実証研究に取り組み、その成果として以下の「普及に移す技術」を発表しました。

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号	分類	分野	課題名	担当場所	主な担当部	PDF容量
第93号 (H29)	普及技術	果樹	増収技術と省力栽培技術を導入したブドウ「シャインマスカット」の栽培体系	農業・園芸総合研究所	園芸栽培部	313KB
		果樹	リンゴ「はるか」の青実果混入軽減のための摘花処理の効果	農業・園芸総合研究所	園芸栽培部	228KB
		花き	トルコギキョウ10月出しとカンパニュラ3月出しの無加温電照輪作体系	農業・園芸総合研究所	園芸栽培部	383KB
		病害虫	大規模施設における促成イチゴ栽培のＩＰＭ体系	農業・園芸総合研究所	園芸環境部	487KB
		病害虫	大麦リビングマルチを利用したキャベツのＩＰＭ体系	農業・園芸総合研究所	園芸環境部	428KB
		病害虫	大麦リビングマルチを利用した春まきタマネギのＩＰＭ体系	農業・園芸総合研究所	園芸環境部	347KB
		作業技術	高温期のハウス内における作業者の効果的暑熱軽減対策	農業・園芸総合研究所	情報経営部	394KB
	参考資料	野菜	キャベツの長期無追肥育苗による生育斉一化技術	農業・園芸総合研究所	バイオテクノロジー開発部	379KB
		病害虫	気門封鎖型薬剤とミヤコカブリダニの併用によるイチゴのハダニ類密度抑制効果	農業・園芸総合研究所	園芸環境部	283KB
		病害虫	各種薬剤のイチゴうどんこ病に対する防除効果及び残効性	農業・園芸総合研究所	園芸環境部	121KB
		病害虫	UV-B電球形蛍光灯の週4日照射によるイチゴうどんこ病の抑制	農業・園芸総合研究所	園芸環境部	215KB
		経営	キャベツ（秋冬どり）とタマネギ（春まき）の機械化一貫体系導入を検討するための「担い手経営体モデルシミュレーションシート」	農業・園芸総合研究所	情報経営部	160KB
第92号 (H28)	普及技術	野菜	イチゴのクラウン温度制御を用いた作期拡大と増収技術	農業・園芸総合研究所	園芸栽培部	431KB
	参考資料	病害虫	リビングマルチ及び黒ポリマルチによる春まきタマネギのネギアザミウマ抑制効果	農業・園芸総合研究所	園芸環境部	285KB
第91号 (H27)	参考資料 （震災関連）	作業技術	改良型逆浸透膜装置を利用した地下水の脱塩システム－震災復興関連技術－	農業・園芸総合研究所	情報経営部	310KB
	普及技術	野菜	タマネギの春まき7月どり栽培技術体系	農業・園芸総合研究所	バイオテクノロジー開発部	429KB
	参考資料	畑・特用作物	麦類の幼穂長による減数分裂期の予測－追補：小麦「あおばの恋」－	古川農業試験場	水田利用部	206KB
		畑・特用作物	六条大麦の幼穂長による開花期予測	古川農業試験場	水田利用部	KB
		畑・特用作物	麦類の生育ステージ予測シート	古川農業試験場	水田利用部	192KB
		野菜	イチゴ高設栽培におけるヤシガラ培地使用1年目の留意点	農業・園芸総合研究所	園芸栽培部	241KB
		野菜	イチゴの土耕栽培におけるクラウン加温技術	農業・園芸総合研究所	園芸栽培部	137KB
		病害虫	水稲疎植栽培における育苗箱処理剤の病害虫防除効果	古川農業試験場	作物保護部	650KB
		病害虫	水稲乳苗疎植栽培における病害虫発生リスクと育苗箱処理剤の防除効果	古川農業試験場	作物保護部	995KB
		病害虫	水稲乳苗育苗時の育苗箱処理剤の播種時覆土前施用が苗質に与える影響	古川農業試験場	作物保護部	607KB
		病害虫	津波被災農地における雑草植生と斑点米カメムシ類発生の特徴	古川農業試験場	作物保護部	963KB
		病害虫	スピロテトラマト水和剤（商品名：モベントフロアブル）のイチゴ促成栽培における育苗期かん注処理による本ぽでの微小害虫抑制効果	農業・園芸総合研究所	園芸環境部	141KB