実施中の試験研究
中課題 | 小課題 | 研究内容 |
作期変動への適応策 | キャベツ | 近年,夏まきキャベツの定植時期である8月中下旬の天候不順(高温乾燥,台風など)が増加しており,作業の遅れや初期生育不良が頻発しているが,温暖化によってキャベツ夏まき秋どり作型の晩期化の可能性が考えられるため,夏まきキャベツの定植晩限と収量性を明らかにします。 |
ブロッコリー | 温暖化によって,ブロッコリー夏まき秋どり作型の晩期化の可能性が考えられる一方で,ブロッコリーの秋冬どりはボトニングの発生リスクが高いため,発生を回避するため,本県ブロッコリー栽培の定植晩限と収量について検討します。 | |
エダマメ | 温暖化の影響により,4月播種-6月中旬以降収穫の露地早熟栽培,7月播種-9月下旬以降収穫の露地抑制栽培が可能となれば,栽培方法を組み合わせることで同一ほ場で年2回栽培が可能となることから,エダマメ露地二期作に適する播種時期と品種を検討します。 | |
セリ | セリ冬どり(年末収穫)において,秋季温暖傾向によりセリの生育が旺盛で伸びすぎて規格外品が多くなるなど,従来通りの作型が合わなくなってきているため,年末収穫を狙ったセリ冬どりの植付晩限について検討します。 |
中課題 | 小課題 | 研究内容 |
生理的な障害への適応策 | ブロッコリー花蕾障害 | 近年の気候変動による夏季の異常高温,極端な干ばつ,降雨といった異常気象でも安定生産が可能とするため,ブロッコリーの花蕾障害の発生が少ない品種,高温順化による抑制効果を検討します。 |
ホウレンソウ初期生育不良 | 夏播きホウレンソウ栽培における強遮光資材の有無が初期生育へ与える影響について検討します。 | |
レタス抽だい | 夏どり結球レタスの抽だい抑制技術について,収穫時期が高温に当たる露地夏どり(7~8月収穫)栽培に適したマルチの種類とトンネル被覆資材を検討します。 秋どり結球レタスの抽だい抑制技術について,播種・育苗時期が高温に当たる露地夏どり(9~10月収穫)栽培に適したサリナス系品種とマルチの種類及び直播栽培を検討します。 |