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実施中の試験研究

【みやぎ環境税活用事業】
温暖化に適応した高温に強いイネづくりの開発普及推進事業

担当部署
古川農業試験場 作物育種部 品種育種チーム,品種評価チーム(電話:0229-26-5105)
研究期間
2021年度(令和3年度)~2025年度(令和7年度)
研究目的
 近年,夏期の高温により水稲の玄米品質が低下しています。一方,7月中旬から下旬の幼穂形成期間中に低温になることも度々あり,障害型冷害が発生する危険も依然として存在しています。
 そこで,高温登熟性と耐冷性に優れた系統を現地で栽培し,地域適応性や品質改善効果を検証します。
 また,有望系統が保有する高温登熟性に関与するゲノム領域を明らかにし,DNAマーカーを開発することにより,高温登熟性に優れた水稲品種の開発を促進します。
研究内容
 高温による玄米品質の低下が懸念される仙南地域に現地試験ほを設置し,高温登熟に優れた系統の収量や品質等の現地適応性を評価します。
 また,DNAマーカー開発のため,「東北234号」(高温登熟性“強”)と「初星」(高温登熟性“弱”)の分離集団及び戻し交雑集団を用いて,高温登熟性に関する遺伝解析を行います。

現地試験(仙南地域)

ガラス温室における高温登熟性検定

高温登熟性の品種間差(強い系統)

高温登熟性の品種間差(弱い系統)
関連情報

 宮城県農業・園芸総合研究所
  (企画調整部 企画調整チーム)
  〒981-1243 宮城県名取市高舘川上字東金剛寺1
  TEL:022-383-8118
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